【実体験】フリーランス1年目の税金がやばい…健康保険など初年度の対策まとめ

フリーランス1年目の税金がやばい…健康保険など初年度の対策まとめ

世間では、「会社員の約半数がフリーランスになりたい」なんて報道もあるようです。

この記事にたどり着いたあなたも、きっとフリーランスが気になっていたり、なろうとしていたり、もしかしたら既になっているかもしれません。

フリーランス
1年目

会社員の時は手取り30万円だったから、フリーランスになって、まずは月収30万を目指そう!

マサトラ

待って!それはやばい…

何が「やばい」のかと言うと、「税金」です。

これからフリーランスになる人や、なったばかりの人向けに、フリーランスになるうえで1年目に気を付けなければいけないことと、その対策をまとめました!

<私はこんな人>

名前マサトラ
職業フリーランスエンジニア
フリーランス歴1年
提携制作会社5社

会社員からフリーランスに転身するということは勇気と準備が必要ですよね。
退職の準備や、開業届け、事業用銀行口座開設などなど…
営業活動以外の手続きがたくさん必要で、きっとバタバタすると思います。

でも、何よりも大事なことは、「お金」ですよね??異論は認めません!

フリーランスは収入が安定しない働き方ですし、独立したての頃は特に不安定です。
クレジットカードや銀行明細などで、毎月どれぐらいの生活費がかかっているのか把握しておき、
そこから逆算したうえで、無収入でも最低半年は生活できる貯金があると安心です。

そして、ここからが本記事の肝なのですが…

皆さん、自分が払うべき税金の額、把握していますか!?

私は把握してませんでした…

「いや、それ基本だろw」という意見、ごもっともで返す言葉がありません…

私がフリーランス1年目で苦しんだ税金について、実体験を踏まえて解説していきます!
これを読んで、皆さんは素晴らしいフリーランス初年度を送っていただけたら嬉しいです!

私が1年目で苦しんだ「国民健康保険税」

私が1年目で苦しんだ税金、それは「国民健康保険税」

私がフリーランスになって1年目で最も苦しんだ支出、それは「国民健康保険税」です。間違いない。

なぜこれに苦しめられたか。

その理由は以下の3つです。

  • 前年度の世帯収入で、今年度の納付額が決まる
  • 会社員時代の組合健保は給与から天引きされていたので気づかなかった(いや、明細見ろ)
  • 国民健康保険税は7月から納付が始まるので、年度初め頃は発生しておらず、支出としてノーマークだった

理由① 前年度の収入で、今年度の納付額が決まる

税金の納付額は前年度の収入で決まるというのは、当たり前っちゃあ当たり前です。
前年度まで、バリバリ会社員で働いていた場合、その時の自分の収入+家族にも収入があれば、
その合計世帯収入を基準として納税額が決まるので、フリーランス独立直後で収入が安定しない時期には辛い辛い出費ですよね…

納付額は自治体によって違うようなので、フリーランスになる予定がある人 / なったばかりという人は、お住まいの自治体のHPを確認してみてください。納付額の目安となる表が必ず掲載されているはずです。

理由② 会社員時代の組合健保は給与から天引きされていたので気づかなかった

毎月支払われていた給与から、色々と税金が引かれていたことは知っていましたが、「何が、いくら」引かれていたかは把握していませんでした。
なぜなら、「手元にいくら残ったのか」しか見ていなかったから!!!

給与から引かれていたのは、

  • 厚生年金
  • 健康保険
  • 住民税

などですね。

フリーランスになったら、こういった諸税は当然天引きされないので、自分で毎月しっかり支払う必要があります。
毎月いくらかかるのか、国民健康保険税と同様、自治体HPで把握しておきましょう!

理由③ 国民健康保険税は7月から納付が始まるので、年度初め頃は発生しておらず、支出としてノーマークだった

そうなんですよ。

私がフリーランスになったのは4月からだったのですが、住んでいる自治体では納付開始がが7月からでした。
独立直後の4~6月は、特に毎月の収支を気にしていたのですが、その時には国民健康保険税が徴収されるとはつゆ知らず。
完全にノーマークでした。

7月になって納付通知が届き、そこで二度見、いや三度見するぐらい、納付額に驚いたのでした…

結局、国民健康保険税をいくら支払っていたのか

私は、フリーランス1年目に、国民健康保険税を毎月約80,000円を8回納付しました。
合計約640,000円ですね。
その他にも、住民税やら年金やらを支払っていたので、駆け出しの頃は毎月の収支が大赤字で、火の車というか火炎大車輪でした。

なので、冒頭に触れた「会社員の時は手取り30万円だったから、まずは30万円を稼ごう」は大間違いなのです…
手取り=税金が天引きされた金額なので、フリーランスでは30万円稼いだ後、税金を納めたら何も残らない…

フリーランスになるからには、会社員時代の仕事感覚・金銭感覚は一度捨てるべきです。

フリーランス初年度に、税金に苦しまない対策

では、独立してウッキウキのフリーランス初年度に、私のように税金で辛い辛い思いをしないためには、どういった対策をすればいいのでしょうか?

当たり前のことばかりかもしれませんが、まとめてみました。

  • 会社員時代の給与明細を見て、何の税金がいくらぐらい天引きされていたか確認しましょう。
    まずは、税金項目の把握からスタートです。
  • 前年度の世帯収入をもとに、何の税金がいくらぐらい発生するか、各自治体HPで確認しましょう。
    国民健康保険税のように、年度初めからすぐに発生しないものもあるので、心づもりを!
  • 独立後、最低半年は無収入でも、家賃/光熱費/食費/営業費/税金/その他諸々を毎月払えるぐらいの貯金を用意しておきましょう
    お金の余裕は心の余裕です。営業活動に専念して結果を早めに出すには、そういった余裕が必要です!

(参考)税金のことを勉強するのにオススメな書籍

インターネットで情報を集めることも有益ですが、手元に「フリーランス1年目向けの、やさしい税金の教科書」的な本があったら便利ですよね。

まさに、それにうってつけの超有名な本があるので、ご紹介しておきます!

何が経費になるのか、確定申告はどうすればいいのか、節税対策は何があるのか、などなど、
要点が分かりやすくまとまっているので、入門書としてオススメです。
私は、確定申告の時も、この本を見直して準備しました!

画像引用元:楽天市場

お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えて下さい!

<楽天市場リンク ※アフィリエイトではありません>
https://books.rakuten.co.jp/rb/15631025/

発行:サンクチュアリ出版

著者:大河内薫 / 若林杏樹

まとめ

今回は、私の実体験を踏まえ、「フリーランスが独立1年目に、国民健康保険税などの税金で気を付けることと対策」をお届けしました。

会社員の時は、税金などのお金のことって会社がやってくれていたわけで、意識的に知ろうとしないと無知のまま過ごしてしまいますよね。
でも、フリーランスになったら、そういったことも全て自分で対応しなければなりません。

参考図書として紹介した書籍もそうですが、自分から積極的に情報収集するようにすれば、きっと私のようにフリーランス初年度で税金に「やばい…」と泣かされることも無いでしょう!

私の屍を越えてゆけ!!!!

ここまで読んでくださってありがとうございました!!!!