バンコクでワーケーションにおすすめのホテルを徹底比較【項目別ランキング】

はじめに
2025年9月に1週間のバンコクワーケーションを体験し、合計4つのホテルに宿泊しました。
それぞれに特色があり、「どこが一番良かったか?」と一言でまとめるのは難しい…。
そこで今回は、ワーク環境・バケーション環境・立地・コストパフォーマンスの4つの観点でランキング化しました。
この記事を読めば、自分に合ったホテルがきっと見つかるはずです。
本記事の比較基準について
バンコクのホテルを「ワーケーション視点」で比較するにあたり、以下の基準を設定しています。
- ワーク環境:客室やラウンジのデスク環境、Wi-Fiの安定性、静けさ
- バケーション環境:プールや周辺施設、非日常感、リフレッシュ度
- 立地アクセス:BTSやボートなどの公共交通機関、ショッピングモールへのアクセスの良さ (都心部への近さは除外)
- コストパフォーマンス:宿泊料金に対する総合的な満足度(サービス・立地・設備を加味)
これらの基準を総合的に判断し、各項目ごとにランキングを作成しました。
ワーク環境ランキング
🥇 1位:バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォン

客室やエグゼクティブラウンジを活用すれば、場所を変えて作業可能。
特に、エグゼクティブラウンジは静かで集中しやすい環境だと感じました。
ラウンジでは、高層階ならではの景色を眺めるだけでリフレッシュでき、軽食やドリンクも充実しているので仕事が捗ること間違いなし。
比較的新しいホテルで設備も快適です。
🥈 2位:ミレニアム・ヒルトン・バンコク

客室のデスクはやや小さめですが、作業は問題無し。
ラウンジは明るく開放的で仕事をしている欧米系のゲストもちらほら。
出張者に安心のヒルトンブランド。
客室の窓際がまさかのスタンディングデスク代わりになって、個人的には眺望最高のワーク環境でした。
🥉 3位:ザ・ペニンシュラ・バンコク

客室のデスクからチャオプラヤー川を一望でき、静かで集中できる環境が魅力。
セーフティボックスの小ささは難点で、マリオット・スリウォンのようなラウンジはありませんが、ワークとバケーションのバランスが高いレベルで取れているホテルです。
4位:サイアモティフ・ブティック・ホテル

川沿いのデイベッドや猫に癒されながら仕事できる。
L字型のデスクはコンパクトで使いやすいが、照明がやや暗め。
ワーケーションするなら、「仕事7割」より「癒し7割」ぐらいの気持ちで泊まるのが正解かも。
バケーション環境ランキング
🥇 1位:ザ・ペニンシュラ・バンコク

大人な雰囲気のプール、リバーサイドの絶景、柔軟にチェックイン/チェックアウト時間を設定できるペニンシュラタイムによる滞在。
チャオプラヤー川を眼前に臨みながらの朝食や夕食は忘れられません。
ペニンシュラだからこそ出せる優雅さによって、ホテルステイ自体が「バケーション体験」になる。
🥈 2位:バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォン

高層階のインフィニティプールや、ルーフトップバーからの眺望は圧巻。
ラウンジの内装も洗練されていて大人の雰囲気。
ペニンシュラとは違う、アーバンシティリゾートを楽しめます。
🥉 3位:サイアモティフ・ブティック・ホテル

チャオプラヤー川支流の眺め、都市部には無いゆったりとした時間、猫との触れ合い、手作り朝食。
「何もしない」を楽しめるスローライフ派にぴったり。
4位:ミレニアム・ヒルトン・バンコク

マリオット・スリウォンと比べてプールは低層階だが、開放感あり。
価格と設備のバランスが良いこと、アイコンサイアム隣接ということから、気軽にリバーサイドエリアでの体験を満喫できる。
立地ランキング
🥇1位:ミレニアム・ヒルトン・バンコク

アイコンサイアム隣接で、買い物・食事・カフェ・夜景が徒歩5分以内。
サトーン船着き場やBTSへの動線も取りやすく、寺院やバンコク中心部へのアクセスも意外と悪くない。
リバーサイドの観光的要素と大型商業施設の便利さを体験できるホテル。
🥈 2位:ザ・ペニンシュラ・バンコク

サトーン桟橋(BTSサパーンタクシン駅)への無料ボートが、呼べば来るというチャーター形式なのが驚き。
アイコンサイアムへも徒歩10分以内、無料ボートでもアクセス可。
優雅さと利便性の両立が魅力。
🥉 3位:バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォン

シーロム/スリウォンの都会エリア。
BTSサラデーン駅までは少し距離があるものの、無料シャトルバスが定期的に運行しており不便さを補完。
ただ、ホテル内のプールやラウンジは素晴らしいので、「出かけなくてもいいかも」とゲストに思わせてしまうホテル。
4位:サイアモティフ・ブティック・ホテル

ローカル色の強い、バンコク・ノイ地区の川沿いエリア。
少し離れた位置にMRTの駅があり、中心部にも行けるが、“喧騒から離れる”前提の立地。のんびり派向き。
コストパフォーマンスランキング
🥇 1位:ミレニアム・ヒルトン・バンコク

アイコンサイアム隣という立地でこの価格帯は◎。
ブランドの安心感、2020年にリノベーションした清潔感、通常料金に約3,000円(※)追加するだけで入れるラウンジ。※金額変動あり
ハイブランドなのにお得要素が満載の嬉しいホテル。
🥈 2位:バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォン

都会的な立地、新しいホテルならではの機能的な設備、インフィニティプールなど、高級ホテルである要素を考えると妥当な価格感。
ラウンジアクセスの付かない宿泊プランなら、費用を大幅に抑えることも可能。
🥉 3位:サイアモティフ・ブティック・ホテル

全6室の部屋で、どこを選ぶかによって価格が変わってくるが、部屋によっては1泊1万円台で川ビュー・猫・古民家体験が付いてくる。
(このホテルをコスパという観点で論じるのは違う気もしますが…)
4位:ザ・ペニンシュラ・バンコク

「さすがペニンシュラ」という圧倒的なサービスと立地を考えれば納得の値段ですが、高級ホテルゆえにコスパという観点では、今回は最下位。
ただ、ある意味、あのサービスと施設を体験できると考えればコスパは良い!と本気で思います。
まとめ:目的別おすすめホテル
バンコクでのワーケーションで4つのホテルに宿泊して比べてみて、「どんな目的で滞在するか」によって最適なホテルは変わると感じました。
- 仕事に全集中したい人 → マリオット・スリウォン
- ワークとバケーションのバランスを求める人 → ペニンシュラ・バンコク
- 立地とコスパ重視の人 → ミレニアム・ヒルトン
- おこもり&非日常を楽しみたい人 → サイアモティフ
ホテル比較表
最後に、ここまで紹介したホテルの特徴などをまとめたので、ホテル選びの参考にしてみてください。
ホテル | 立地・アクセス | ワーク環境 | バケーション要素 | 価格目安 | 特徴的なポイント |
ペニンシュラ | リバーサイド 専用ボートでBTS直結 | 広いデスク・静か ラウンジ:無し | 川沿いプール 川沿いレストラン アイコンサイアム | 約30,000円~ | 高級ホテルならではのホスピタリティ |
マリオット | シーロム/スリウォンエリア 無料バスあり | デスクやや小さめ ラウンジ:あり | インフィニティプール ルーフトップバー | 約20,000円~ | ワークと観光の両立に最適 |
サイアモティフ | バンコクノイ(ローカル川沿い) おこもり推奨 | コンパクトなデスク ラウンジ:無し | 猫 古民家 スローライフ | 約15,000円~ | 「何もしない」を楽しむ隠れ宿 |
ヒルトン | リバーサイド アイコンサイアム隣 | デスクやや小さめ ラウンジ:あり | 開放感のあるプール アイコンサイアム | 約25,000円~ | コスパ良、ブランド安心感 |
バンコクでワーケーションするうえでのFAQ
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ラウンジやコワーキングスペースがないホテルでもワーケーションできる?
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できます!必ずしもラウンジやコワーキングが必要であるわけではありません。キチンとしたホテルを選べば、客室のデスクで十分な作業環境が整っていることが多く、静かな環境で集中できるのがむしろメリットです。
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ワーケーションするうえで川沿いエリアに泊まるメリットは?
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チャオプラヤー川沿いは、景色の良さやホテルの開放感が魅力です。船での移動ができ、大型商業施設アイコンサイアム付近に位置しているホテルが多いため、観光や食事の利便性も高いです。
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家族連れでもワーケーションできそう?
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人数や年齢などの家族構成、バケーション面でやりたいことや、選ぶホテルによります。プールや周辺観光地が充実しているホテルなら、家族はバケーションを楽しみながら、自分は仕事に集中できます。特にプール付き・リゾート感のあるホテルは家族連れにおすすめです。おこもり系だと小さなお子さんは退屈してしまうかもしれませんね。
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バンコクのホテルは高い?コスパはどう?
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ワーク環境もバケーション環境も充実させるなら、それなりの金額を出す必要があると思います。バンコクは安宿を探そうと思えばいくらでもありますが、過去の経験では安いホテルだと部屋が少し湿っていて、やや暗かったです。この記事で紹介しているリバーサイド系ホテルは高級ホテル寄りですが、同価格帯で日本では味わえない豪華なサービスや立地を楽しめるため、個人的にはコスパは良いと思います!