バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォン宿泊レビュー|ルーフトップバーも楽しめるワーケーション

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのインフィニティプール

はじめに

2025年9月2日~8日のバンコクワーケーションの中で、2番目の滞在先はバンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォン(Bangkok Marriott Hotel The Surawongse)です。こちらでは9月4日~6日の2泊滞在しました。

結論から言うと、このホテルは穴場でワーケーションにオススメです!

もちろんバケーションでも素晴らしい滞在ができるのですが注意点もあるので、この記事で詳しく紹介していきます。

▼バンコクでの最初の滞在先であるザ・ペニンシュラ・バンコクのホテルレビューはコチラ▼


なぜこのホテルを選んだのか

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォン(以下、マリオット・スリウォン)は、実は私のバンコク旅行での定宿なんです。
2018年に開業した比較的新しいホテルなのですが、2019、2023、2024、2025年と、コロナ禍を除いて毎年のように訪問して、今回で4回目の滞在です。
なので、このホテルにはリピートしたくなる魅力があって、しかもワーケーションに適していると感じていたため、今回の旅行の滞在先の1つにマリオット・スリウォンを選びました。
改めて、このホテルを選んだ理由をワーク面とバケーション面で整理します。

ワーク面の理由

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのラウンジでのワーケーション風景
バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのラウンジでのワーケーション風景
  • 新しいホテルなので、客室やホテル内が機能的。
  • 世界に展開するマリオットグループなので、ビジネスマンからの信頼が厚い。
  • ラウンジが高層階にあり見晴らしが良く、内装も洗練されて落ち着いていて、集中して仕事に臨める。
  • 場所柄、観光地が近くに無いぶん、観光客が多くなくて比較的静か。

バケーション面の理由

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのルーフトップバーから眺める夜景
バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのルーフトップバーから眺める夜景
  • ラウンジのカクテルタイムでは、高層階でバンコクの夜景を眺めながら軽食やアルコールなどを楽しむことができる。
  • ルーフトップバーからの景色は最高で、観光客が多くないぶん、他のホテルのルーフトップバーよりも比較的空いている。
  • 高層階にあるインフィニティプールから眺めるバンコクのビル群は非日常感を感じずにいられない

基本情報

ホテル名バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォン (Bangkok Marriott Hotel The Surawongse)
カテゴリー5つ星 / 高層ラウンジ、ルーフトップバー、インフィニティプールを備えた都会型ラグジュアリーホテル
価格目安通常プラン:一泊約20,000円~
クラブラウンジアクセス付き:一泊約40,000円~
(どちらも時期・プランにより変動あり)
ロケーション/アクセススワンナプーム空港から車で約40分
シーロム・サトーンエリアに近く、BTSチョンノンシー駅まで車で約10分
ホテル→BTSサラデーン駅の無料シャトルバスあり(片道)
チェックイン/アウト15:00 / 12:00
特徴クラブラウンジあり(対象プラン宿泊者かマリオット上級会員のみ利用可)
最上階にオープンエアーのルーフトップバーあり
高層インフィニティプール
公式サイトhttps://www.marriott.com/ja/hotels/bkkms-bangkok-marriott-hotel-the-surawongse

クラブラウンジは、ラウンジアクセス権付きの宿泊プランを予約するか、マリオット上級会員でないと入室できないので注意が必要です。
私はラウンジアクセスのできるプランを予め予約しておきました。(一泊一室約40,000円)

一泊40,000円となると高額ではありますが、静かなラウンジでゆっくり仕事したかったことと、朝食ビュッフェが含まれることと、ラウンジでのカクテルタイムを楽しみたいので、そちらの宿泊プランを利用しました。

メモ

過去に3回マリオット・スリウォンのクラブラウンジアクセス付きの部屋に宿泊した際、無料で朝食が付いてきましたが、「ラウンジで提供される食事」のみが無料の対象でした。
今回は朝食会場が「ラウンジ」と「ホテル内のレストラン(Praya Kitchen)」のどちらでもOKというルールに変更されており、レストランの方がメニュー数が豊富なので、そちらを選択しました。
Praya Kitchenは品数がとてつもなく、味のクオリティも高いので、無料でなくても一度は試してみてください。

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのレストラン「Praya Kitchen」での朝食風景
Praya Kitchenの朝食ビュッフェは品数が豊富で、味も確か

客室レビュー | 機能的な部屋でワーケーション向き

今回宿泊した部屋は「ゲストルーム」です。
ゲストルームは最も安いカテゴリーですが、比較的新しいホテルということで、コンパクトな部屋でも機能的に造られており快適に過ごすことができました。

テーブルは小さいながらも、電源を備えていてノートパソコンで作業するには問題ありません。

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのゲストルームのデスク
ゲストルームのデスクはコンパクトだが、コンセントありで使いやすい

15インチある私のノートパソコンもしっかり収納できる大きめのセーフティボックスがあるのは、ワーケーションするうえでポイント高いですね。
仕事が終わった後、安心して街歩きに出られます。

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのゲストルームのバスルーム
ゲストルームのバスルームは広々として使いやすい

あと、ここのホテルのバスルームは広いのもお気に入りポイントです。
ホテルによっては、バスタブはあるもののカーテンで仕切らないといけない場合がありますよね。
それだと、水がカーテンの脇から飛び散ったり、湿気でバスルーム全体がじっとり…なんてことも。
でも、ここではガラス製のドアで閉めきることができて、水も湿気もシャットアウト。

バスタブやシャワースペースもゆったりしているので、窮屈な思いをせず、むしろリラックススペースになります。
妻は日本から持って行った入浴剤で大きいバスタブを楽しんでいました。


ラウンジ

ワーケーションの快適さを決めるのはラウンジ環境と言っても過言ではありません。
マリオット・スリウォンのラウンジはどうでしょうか。

マリオット・スリウォンには「Mクラブラウンジ」が31階にあります。
前述のとおり、ラウンジへ入室するにはアクセス権の付いた宿泊プランを予約するか、マリオット上級会員である必要があります。

私がここを定宿にする理由の1つがこのラウンジでして、雰囲気が良いのに空いているので最高なんですよ…!
ホテルによってはラウンジにゲストが集まりすぎて混雑したり、ラウンジ入室待ちの列ができてしまう、といった話も聞きます。
ですが、ここでは4回宿泊していずれも空いていて、ワークもバケーションも満喫できました。

ラウンジが空いている理由は、恐らく立地です。
ホテルのあるスリウォンというエリアは、バンコクの中心部からもリバーサイドからも少しずれていて、観光スポットが近くにありません。
観光客が集まりにくいためラウンジが空いているのだと思いますが、そのぶん仕事はしやすく、ラウンジでビジネスマンをちらほら見かけました。

Wi-Fiは快適で、コンセントも席によっては設置されているのでワークするうえで何の問題も無いので、ビジネスマンが宿泊するのも納得です。

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのラウンジソファー席
ソファー席には足元にコンセントあり。通常の席には無いので注意。
バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのラウンジWi-Fi速度
ラウンジのWi-Fi速度は問題無し

ラウンジは24時間空いていてソフトドリンクやスナック等が常時提供されているのですが、時間帯によってサービスが追加されますのでご紹介します。

朝食

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのラウンジでの朝食
Mクラブラウンジでの朝食(2024年撮影)

ラウンジでは、06:30~10:30(※)の間、簡単な朝食ビュッフェをとることができます。※2025年9月5日時点の内容です。

今回私たちはレストラン「Praya Kitchen」を利用しましたが、それぞれメリットがあるので参考にしてみてください。

過去にラウンジで朝食利用したことがありますが、ラウンジでも十分良かったですよ。

品数眺望混み具合
Praya Kitchen多い低層階のため△
(ローカルな風景は楽しめる)
時期や時間帯によっては混むかも
Mクラブラウンジ少ない高層階で抜群混雑しにくい
Praya KitchenとMクラブラウンジの朝食ビュッフェ比較

日中

日中はスナックの他にサンドイッチやちょっとしたスイーツを楽しむことができます。

観光から帰ってきて小腹が空いた時や、ラウンジで仕事中に脳に糖分チャージしたい時にもってこいですね。
ホテルによっては、日中はラウンジでの軽食等の提供が無いことがあるので、マリオット・スリウォンはサービスが充実しています。

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのラウンジでのワーケーション風景
ラウンジでのワーク中に脳へ糖分チャージ
バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのラウンジで日中に提供される軽食
ラウンジでは日中に軽食などが提供される

カクテルタイム

17:30~19:30(※)はカクテルタイムとなり、各種アルコールとビュッフェ形式のちょっとした食事が提供されます。※2025年9月5日時点の内容です。

タイビールやスパークリングワインなどの他に、ノンアルコールカクテルなども作ってくれるので、お酒の飲めない人でも楽しめます。
私の妻はお酒が全く飲めないのですが、ここで作ってもらったノンアルコールのモヒートが気に入ってしまったようで、おかわりしていました(笑)

食事も、サラダやハム・チーズ、フライ、ご飯もの、麺、スープなどが日替わりで提供され、十分夕飯になってしまいます。
ラウンジ利用客のほとんどはカクテルタイムが目当てなのでこの時間帯が一番賑わいますが、満席というわけではありませんでした。
高層ラウンジから夜景を眺めながら、それぞれが楽しむ大人な良い雰囲気だったと思います。

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのラウンジでカクテルタイムに提供される食事
ラウンジでカクテルタイムに提供される食事(2024年撮影)
バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのラウンジからの夜景
バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのラウンジからの夜景

バケーション要素

マリオット・スリウォンは立地が良くないと書きましたが、そうなるとバケーションを楽しめるのでしょうか?

結論、最高に楽しめます!

実際に宿泊して感じたバケーションポイントは以下のとおりです。

  • ラウンジでのカクテルタイム
  • 高層ビル群を望む高層インフィニティプール
  • ルーフトップバーから眺める夜景

ラウンジでの体験は1つ前のセクションで触れたので、それ以外の2つをご紹介します。

眼前を遮るものが一切無い、高層インフィニティプール

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのインフィニティプール
バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのインフィニティプールから眺める高層ビル

恐らく、観光目的でこのホテルに泊まる人の9割は、このインフィニティプール目当てです。(マサトラ脳内調べ)
かく言う私もその一人で、2019年に初めてここに宿泊した際は、このプールの写真を見て「泊まりたい!」と思って宿泊を決めました。

目の前に遮るものが無く、18階という高い場所にあるインフィニティプールはバケーションにもってこいではないでしょうか。
午前中は客室やラウンジでワークをして、その間に家族はプールで楽しむ、なんて流れもアリですよね。

また、ナイトプールを楽しんだり、プールに併設されているバーでのんびりする、というのも最高です。

  • バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのインフィニティプール
    マリオット・スリウォンのインフィニティプール空に浮かんでいるように感じられます。

メモ

客室で水着に着替えてプールに向かう際は、キチンと上に何か羽織って、ホテルのマナーを守りましょう。
もし、客室で着替えない場合は、プール脇にある更衣室(Changing Room)を使うこともできます。
ただ、更衣室のロッカーは鍵がかかっており、利用するにはプールにいるスタッフに「May I use a changing room?」と言えばOKです。
部屋番号と署名だけすれば鍵を渡してくれて、帰る際はその鍵をスタッフに手渡すだけです。

※プールから客室に戻る時は、水着から水が滴らないよう乾かしてから戻りましょう!

ゆったりしたルーフトップバーから眺める夜景

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのルーフトップバーから眺める夜景
バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのルーフトップバーから眺める夜景(2019年撮影)

バンコクにはルーフトップバーがたくさんありますが、混雑したり、騒がしくて落ち着かないバーもあります。

マリオット・スリウォンのルーフトップバー「Yao Rooftop Bar」は、ホテル自体に観光客が多くないということもあり、意外と混んでいなくて穴場です。
ただ、プールと違い、バーやレストランは宿泊していない人も利用できるため、特に週末などは注意が必要です。

予め日の入りの時間を調べておいて、サンセットやその後の夜景を眺めるのは特別な体験です。
ワークした後に、そのままルーフトップバーへ移動すれば、仕事が終わった解放感が爆発すること間違いなし。

メモ

予約無しで行くのもアリですが、公式HPから席の予約もできます。
どうしても席を確保したい場合は予約をしておくと安心ですね。
https://www.yaobangkok.com
※ホテルには中華レストラン「Yao」とそこの系列「Yao Rooftop Bar」があるため、予約フォームではルーフトップバーの方を選択してください。


バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのメリット・デメリット

このホテルでワーケーションするうえでのメリット・デメリットを改めて整理します。

メリット

  • 高層階にある雰囲気の良いラウンジで静かに仕事ができる
  • ラウンジでは朝食、軽食、簡単な夕食の他にドリンクが提供される(時間帯によってサービス内容は異なる)
  • 開放的なインフィニティプール
  • 夜景が素晴らしいルーフトップバー
  • ホテルが混雑していないことが多い

デメリット

  • 交通の便がやや悪く、あちこち観光したい人には向かない
  • ホテル→最寄りの駅までは無料シャトルバスがあって便利だが、片道のみのためホテルへは自力で戻る必要がある
  • ラウンジを楽しむには、ラウンジアクセス付きの宿泊プランを予約する必要がある

まとめ(バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンをおすすめする人)

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのホテル外観
バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンのホテル外観

ここまでの記事をもとに、ワーケーションでバンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォンをおすすめする人は以下のとおりです。

  • 洗練された内装のラウンジで仕事をしたり、食事を楽しみたい人
  • インフィニティプールで非日常を感じたい人
  • ルーフトップバーでバンコクの夜景を堪能したい人
  • あまりあちこち観光せずにのんびりしたい人

私が思うに、このホテルは「おこもり系」です。
一日の大半を観光や買い物に出かけるような旅行スタイルだと交通面でやや不便なこのホテルは向きませんが、ホテル内のワーク環境は整っているし、バケーション要素も揃っているため、ホテル内でワーケーションが完結します。

「観光には不便です」という低評価の口コミをたまに見かけますが、その方はこのホテルの立地をよく調べずに予約してしまい、ミスマッチが起きてしまったんだろうなぁと思います。

ですので、おこもりステイがしたいなら、ぜひマリオット・スリウォンを候補に入れてみてくださいね。

バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スリウォン公式サイトはこちら

次の記事では、バンコクワーケーションでの3つ目のホテル、サイアモティフ ブティック ホテル(Siamotif Boutique Hotel)をご紹介します。