【MW WP Form】電話番号・郵便番号の入力時に数字キーボード(テンキー)を起動させる方法

【MW WP Form】電話番号・郵便番号の入力時に数字キーボード(テンキー)を起動させる方法

WordPressでサイト制作をする際、かなりの確率でお問い合わせフォームを実装することになるかと思います。

恐らく、「MW WP Form」か「Contact Form 7」のどちらかのプラグインを使用するのではないでしょうか。

なお、お問い合わせフォームを実装する際、以下の2点だけで済ませていませんか?

  • デザインカンプどおりのお問い合わせフォームをコーディングで再現する
  • お問い合わせフォームがキチンと動作するか確認する

ユーザーの離脱を防ぎ、コンバージョンを上げてクライアントに満足してもらうために、そこで終わらせずに、もっと便利なお問い合わせフォームにしましょう!

その方法として、「電話番号や郵便番号を入力する時、数字キーを最初から起動させる方法」をご紹介します!

MW WP Formに関連する記事は他にもあるので、合わせてご覧ください。

本記事の著者プロフィール

名前         : マサトラ
職業         : フリーランスエンジニア
フリーランス歴    : 1年6か月
提携制作会社     : 12社
月間平均制作サイト数 : 約5サイト

コーダーの仕事は、ただデザインを再現するだけではありません。

キチンとサイトが動作するだけでなく、サイトを訪問するユーザー目線で構築しなければなりません。

クライアントがお問い合わせフォームを設置するのは、ユーザーからのコンバージョンを得る目的があります。

せっかくお問い合わせフォームや資料請求フォームから送信しようとしてくれているのに、そのフォームが使いにくかったら「めんどくさいからいいや」と離脱してしまう可能性があります。

例えば、電話番号を入力する欄で、最初から数字キーが起動すれば、入力モードを切り替えなくて楽なのですが、意外とこれが適用されていないお問い合わせフォームが多いので、MW WP Formでお問い合わせフォームを構築する際は、必ずこれも実装しましょう。

ユーザー目線に立つ=クライアントのため、ということになりますし、細かい部分まで配慮できるコーダーとして価値アップに繋がりますよね。

ユーザーのため、クライアントのため、そしてコーダーである自分のために、取り組みましょう!

電話番号や郵便番号の入力欄で数字キーを起動させる方法

電話番号や郵便番号を入力する時に数字キーが起動するようにするには、以下の2つを行う必要があります。

  • WordPress管理画面内のMW WP Formの設定
  • JSファイルへの記述

順を追って説明していきますね。

WordPress管理画面内のMW WP Formの設定

まず、MW WP Formで電話番号と郵便番号の入力欄を作成します。

MW WP Formには予め、電話番号と郵便番号用のフォーマットが用意されていますが、そちらは入力欄が分けられているデザインです。

電話番号なら入力欄が3つ、郵便番号なら2つ、というように。

今回は、以下のように電話番号を1つの入力欄にまとめるデザインなので、テキスト用のフォーマットを選択します。

そして、大事なポイントはクラス名を付与することです。

今回は例として、電話番号には「your-phone」、郵便番号には「your-zip」というクラス名を付けました。

クラス名は何でも大丈夫ですが、この後のステップで使用するので、必ず付与するようにしてください。

<電話番号のフォーマット例>
[mwform_text class="your-phone"]

<郵便番号のフォーマット例>
[mwform_text class="your-zip"]

JSファイルへの記述

次のステップはJSファイルの記述です。

基本的には以下のコードをコピペすればOKですが、ポイントは1つ前のステップで付与したクラス名をJS内にも記述をすることです。

今回は電話番号と郵便番号の両方のクラス名を2行目に記述していますが、実際のお問い合わせフォームではどちらかの項目しか存在していなければ、もちろん不要なクラスは削除して大丈夫です。

jQuery(function($) {
  $('.your-phone, .your-zip').on('focus', function () {
    $(this).attr("inputmode", "tel");
  });
});

こちらの記述の解説としては、「your-phone」と「your-zip」のクラス名が付与された要素がフォーカスされたら、入力モードを「tel」にする、というものです。

つまり、電話番号の入力モードになるため、数字キーがデフォルトで起動する、という仕組みです。

実際の動作画面

では、実機での動作画面スクリーンショットを確認してみましょう。

以下はサンプルですが、ここまでの手順をしっかり踏んでいれば、同じように数字キーが起動するはずです。

スマホのお問い合わせフォームサンプル
電話番号入力欄をタップすると、数字キーが起動
郵便番号入力欄をタップすると、数字キーが起動

まとめ

MW WP Formで電話番号や郵便番号欄をタップしたら数字キーが起動する方法は非常に簡単だったかと思います。

  • MW WP Formで電話番号と郵便番号欄にクラス名を付与する
  • そのクラス名に連動したJSを記述する

たったこの2ステップだけで、ユーザーにとって使いやすく、クライアントにとってユーザーの離脱が減り、コーダーにとって評価されやすいお問い合わせフォームになるので、ぜひ実践してみてください。